オレの少し前を歩く幼馴染のシゲル。
両手はどちらも空いていて、歩行に合わせてフラフラと揺れている。
昔なら、何も考えず、ただただ自然にその手を握って、一緒に家路に着いただろう。
だってオレ達は、ただの幼馴染で、友達だったから。
今現在、友達じゃないとか、そういう意味じゃない。
ちゃんと友達だ(ライバルという見解もあるけれど)。
何が変わったかと言えば、オレだ。
オレのシゲルに対する見方が変わった、ということだ。
何だか誤解を招きそうな文章だが、全くもってその通りであるから何とも言えない。
そう、オレはいつの間にやら幼馴染で友達でライバルであるシゲルに、恋心を抱くようになった…と、そういう訳なのだ。
否定も言い逃れもできるはずがない。全て事実なのだから。
シゲルに恋をしたオレは、正しく変態である。好きな女の子を見る目でしか、シゲルを見れない。
あぁ!これを変態と言わずに何と言おうか!
こんなことをシゲルに言ったら…と、想像するだけでも恐ろしい!
「サトシってそんな奴だったんだ…」とか、「僕、そんなサトシとは友達でいられないよ…」とか、
シゲルのセリフは、いとも簡単に予想できてしまう。
そんなことを言われたら、オレはショックで生きていけないかもしれない。
…いや、生きていけない。絶対生きていけない。
シゲルのいない世界なんて、オレには耐えられない。
ところでどうして今2人で歩いているのかと言うと、それは数十分前に遡る。
久しぶりにマサラタウンに帰ってきたオレは、オーキド博士の所に向かった。
するとそこには愛しのシゲルがいた。正直言ってかなり悶えた。
そしたら何と。オーキド博士が「2人で買い物に行ってきて欲しい」と、そう言ったのだ。
…GJすぎるぜ、じいさん。と、思ったのもつかの間。
シゲルと2人きりということが、こんなにもヤバイとは思わなかったのだ。
シゲルはと言うと、オレと久々に会った時も無関心な感じで。
買い物云々の話の時も無言、無言、無言。
博士が「頼んだぞ」と言ったその時だけ、「わかりました、おじい様」と、綺麗な声で言った。
…あ、ヤバイ。オレ嫌われてる、かも…。
もしかして、オレがシゲルに送る不埒な視線に気付いたのか?
それで、もうこんなオレとは付き合えない、と…そういう訳なのか?
嫌だ、そんなの、絶対嫌だ!オレは意を決して、シゲルに話かけることにした。
どうか神様、シゲルに嫌われてませんように!!
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サトシゲ?文第2弾。これ、続きます…。(←
全然絡みがないじゃあないか!いいのか!?こんな文章で…!
前回うpしたのよりサトシが馬鹿で変態ですね。そしてギャグチック。
かっこいいサトシをお求めの方、すいませんorz
2008/05/25
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