オレは体が引きちぎれるんじゃないかってくらい勇気を振り絞り、シゲルに話し掛けることにした。
このままずっと喋らないなんて、オレは嫌だ!
いつもとは比べ物にならない速さで動く心臓を、少しずつ落ち着かせていく。
そして大きくゆっくり、息を吸った。


「シゲルっっ!!」
「うわっ!な、何っ!?」


すっごい大声で呼んでしまったから、シゲルが物凄く驚いていた。


「ご、ごめん…大声出して…」
「…いいけど。で、何?」


シゲル、何か冷たい。ちょっと怖いよ。ていうかかなり傷つくかも…。


「し…」
「し?」
「シゲルのバカっ!!!」
「…はぁっ!?」


思いの全てをこの一言にブチ込んだ。久々の再会だってのに冷たいとか、全然喋ってくれなくて寂しいとか。


「何で僕がバカなのさ!?」
「だってシゲル、オレのこと全然見てくれないしっ!微笑みかけてもくれないしっ!」
「なっ…そういうサトシだって僕のことずっと睨んでるし、話し掛けてこないしっ!」
「それはシゲルを見つめてただけでっ!話し掛けるのもっ……え?」
「あ゛…」


今のって…ま、まさか…!


「オレが話し掛けるの、待ってた…?」
「〜〜っ」


シゲルは本当に『しまった』って顔をしてた。ついでに言うと、真っ赤である。
シゲルが怒ってたのは、オレがいつも通りにシゲルに話し掛けなかったから…ということらしい。
オレはこれほどまでにシゲルに思われていたのか…!?
そう考えると、自然とテンションは上がり、きっと顔も紅潮していることだろう。


「話し掛けなくて、ゴメン」
「…うん」
「ずっと見つめてて、ゴメン」
「…うん」
「オレ、シゲルのこと好き」
「……えぇ!?」


シゲルはとっても驚いていて、顔は更に赤くなる。…可愛い。
いきなりこんなこと言ったんだから、驚くのも当然か。でもオレは、今この気持ちを伝えずにはいられなかった。


「オレ、本気だから」
「ほ、本気って…」
「シゲル、オレのこと、好き?」


ほら、また赤くなった。予想通りに行動をしたシゲルが何かおかしくて、オレは笑ってしまった。


「……す、き」


あぁ、オレはこの日をどれだけ待っていたのだろう。
シゲルに恋をしたあの日から、ずっとずっと、ずーっと待ち望んだこの言葉。
やっと貰えた、何て幸せな日なんだ!


オレたちは博士に頼まれた買い物を済まし、帰り道を歩いていく。
照れているのか、オレの少し前を歩くシゲル。オレの前には綺麗なあの手。
左手には荷物、右手は空いていて、歩行に合わせてフラフラと揺れている。

これからは、何も考えず、ただただ自然にその手を握って、一緒に歩いていくだろう。
だってオレ達は、幼馴染で、友達で、それ以上の関係だから。


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サトシゲ?文第3弾!前回の続きです。
結局シゲルもサトシ好きなんだよって話です。(要約しすぎ
ていうか最後らへんgdgdですねorzうううう文才欲しい!
読んでくださった方、ありがとうございました><

2008/06/29

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